2009-11-27

サマーウォーズのサントラ

映画「サマーウォーズ」のサントラを買いました。今も、サントラ盤をかけながらこのエントリーを書いています。

思い返せば、「サマーウォーズ」を初めて観たのは 2009 年の 11/1。時期外れなところを、上映延長ということで何とか観ることができたのでした。そして、2 度・3 度と足を運び、気がつけば 11/14。4 度目の「サマーウォーズ」観賞をしたのでした。もう、激ハマりもいいところです。私が 4 度以上、映画館で観た作品など「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 (8 回)」、「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 (5 回)」、「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 (4 回)」とたった 3 作品しかありません。

不思議と思うのは、音楽好きの私が「サマーウォーズ」のサントラを欲しがらなかったことです。上に挙げた 3 作品はもちろんのこと、CD 棚を見ると、好きな映画のサントラは大低買っているのが私。それなのに、(回数で言えば) 上位 4 作品に入るこの映画のサントラを欲しがらなかったなんて。。。今になって考えると、それは不思議なことなので少し自己分析してみました。

サマーウォーズの音楽は映画に溶け込んでいる

映画音楽には、大きく 2 つの種類があると思います。一つは、音楽自体も主張をして映画を盛り上げるタイプのもの。もう一つは、映画自体に音楽が溶け込んで映画を盛り上げるタイプ。前者の代表は、正に「エヴァ」や「ロード・オブ・ザ・リング」のサントラであり、思いつくまま挙げれば「スタートレック」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」、そして諸々のミュージカル映画です。映画館を出た後、自然とメイン・テーマがどっしりと心に残っているのも特徴でしょうか。

サマーウォーズは、後者の作品であったと思いました。映画を観ていると音楽が前面に出て来ない。それよりもストーリーの方が気になってしまう。音楽は BGM 的な要素しか持っていないのです。もちろん、要所々々で盛り上がりはあります。栄おばあちゃんが各所に電話をして励ますシーン。最後の花札シーンで、世界中からの応援と「ぼくらの家族を守って下さい」というメッセージを受け取るシーン (やば、泣きそう)。各所でかかる、「サマーウォーズ」のテーマ曲。でも、あくまで映画を映えさせるものでしかない。それは「音楽」が脇役というより、映画の中に溶け込んでいるのだと思います。

そのせいでしょうか、特段欲しいと思わなかった。

でも、映画の公開が終わって、DVD が発売されるまで「サマーウォーズ」と会えないと思うと寂しくなりました。途端に、音楽が聞きたくなってきました。サマーウォーズの音楽は、それでもやっぱり、ぼくの心の中に残っていたのです。

今、サントラを聞きながら思います。映画の中で主張していなかった音楽が、どれほどに「音楽」を聞くだけで映画のシーンを思い出させてくれるのかと。良い映画には、常に、良い音楽がある。強く想いました。

サマーウォーズ オリジナル・サウンドトラック
松本晃彦
サマーウォーズ オリジナル・サウンドトラック
曲名リスト
1. 仮想都市OZ
2. Overture of the Summer Wars
3. 陣内家
4. 侘助
5. 2056
6. 愉快犯
7. KING KAZMA
8. 健二
9. 栄の活躍
10. 陣内家の団結
11. 戦闘ふたたび
12. 崩壊
13. 手紙
14. みんなの勇気
15. 1億5千万の奇跡
16. 最後の危機
17. The Summer Wars
18. Happy End

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