2013-01-19

エヴァンゲリオン新劇場版: Q の面白ネタ

「エヴァンゲリオン新劇場版: Q」の面白ネタ、ネタバレ関連を一つの記事にまとめても良い時期になりましたでしょうか? (去年、忘年会でエヴァの話で盛り上がろうとしたら、まだ観てない人からブーイングが上がってしまった ^^;)。データを一つ、ネタを 5 つ紹介します。

興業収入

序の 20 億、破の 40 億。対して Q は 1/12 に 50 億を突破。

更には 1/26 から 100 館近い上映館増館を行なうとのこと。ロングラン、素晴らしいですね!!

US 作戦の軌道力学的考証

首都大学東京システムデザイン学部航空宇宙システム工学コース・宇宙システム研究室が US 作戦における技術用語の説明・軌道力学観点からの描写の正確さを解説しています。「ジェットソン」って何? とか、何であの物体がこう動くの? とか... そんな疑問に答えているので、映画が楽しくなることでしょう。

宇宙工学の立場から見ると幾らかの修正や,その他最適化などの余地があると見えます.

その辺は,見映えを優先した内容もあることかと思われます.

しかしながら,いずれにしても冒頭6分38秒で描かれたシーンはとてもカッコ良かったですよね.

詳しく見てみると,実際の宇宙で起こり得そうな,でも大変細かいところまできちんと描かれていることが分かります.製作者の知識と技量には大変驚かされると共に,素敵な映画を観させて頂いたことを心より感謝致します.

首都大学東京システムデザイン学部航空宇宙システム工学コース・宇宙システム研究室 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q_冒頭6分38秒_宇宙考証の解説 より引用

観客に感情移入したショート・ショート

シンジ視点で進むエヴァ Q。しかし、その台詞は観客の多くが疑問に思ったであろうことを代弁しています。ミサトさん、リツコさん、アスカ、サクラ、ゲンドウ、冬月、カヲル。登場人物のほぼ全員に対して、シンジ君がキレの鋭いツッコミを入れています。

総統閣下 MAD

ニコニコ動画でおなじみの、総統閣下シリーズ。映画「ヒトラー 〜最期の12日間〜」から、ヒトラー総統が怒るシーンに全く別の字幕を付けて楽しむもの。今回のビデオは、更に前半に映画「アイアン・スカイ」の予告編を挿入。アイアン・スカイはナチスが月面に逃れていて、地球侵攻してくる SF 映画。

ネタバレなしなのに、いかに「エヴァ Q」が衝撃的な映画だったのかが表現されています。そして、映画を観てから見直すと、ネタバレではないけれど上手いこと編集していることに感心します。「アイアン・スカイ」の「笑えばいいと思うよ」から「ヒトラー 〜最後の12日間〜」の「笑いごとではありません」へと繋がる流れはお見事!!

ヒトラー ~最期の12日間~ Blu-ray
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アイアン・スカイ Blu-ray 豪華版(初回数量限定生産)
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バベルの光 新旧アニメ比較

気付いた方も多いでしょうが、エヴァ Q では「ふしぎの海のナディア」の音楽が使われています (エヴァもナディアも庵野秀明の作品、作曲も鷺巣詩郎)。このビデオは、US 作戦で初号機奪還に赴いたアスカがコード 4B と遭遇した時のもの。ナディアでは、新ノーチラス号がレッド・ノアと戦うシーンでかかりました。曲名は「バベルの光」。同じ曲がかかっているシーンを比較させたものです。

エヴァの冬月さんが、ナディアのガーゴイルと同じ声優ということを頭に入れて聞くと、面白さが倍増。

Quatre Mains 一人連弾

エヴァ Q の劇場予告編。びっくりでしたね。まさか、ピアノが演奏されてるシーンだけ「しか」見せないとか。予告編の根底を引っくり返された思いです。

さて、このビデオはその劇場予告編でかかった曲「Quatre Mains」を耳コピで連弾したというもの。メモリー機能のあるピアノを使って、一人目分を先に演奏し、残る二人目分を演奏している姿をビデオに収めたものです。

Quatre Mains の連弾楽譜は、サントラ盤のライナー・ノートに載っていますが、発売日は 11/28。一方、当ビデオのアップロード日は 11/11。なので、この人はライナー・ノートの楽譜を見たわけではなく、完全耳コピですね。凄い人もいるものです。

Shiro SAGISU Music from“EVANGELION 3.0"YOU CAN(NOT)REDO.
Shiro SAGISU Music from“EVANGELION 3.0" YOU CAN(NOT)REDO.

あとがき

エヴァ Q を楽しむネタを 5 つ紹介しました。映画を観て絶望した人にも、「希望はあるよ」と思って頂けたら幸いです。

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